八ヶ岳連峰、南アルプス、茅ヶ岳など日本有数の美しい山岳風景に囲まれた山梨県・北杜市明野町天王原地区に、私たちの新しい葡萄畑「モンデファーム」があります。
標高750mに位置する畑には、山からの乾燥した風が吹き注ぎ、強い日差しが燦々と照りつけます。
日照時間2500時間を誇るこの土地は、日が沈むと気温が一気に下がり、日較差によって酸を充分に携えた良質なブドウを育みます。
ブドウの収穫日は2023年8月30日。日中の最高気温は28℃、山風が心地良く感じられる気候の中で一房ずつブドウの状態を確認しながら手摘みを行いました。定温倉庫にてブドウを冷却してから仕込みに入っています。
ワインはフレッシュなアタックで、リースリングの力強さとキレのある酸、柑橘系のフルーツを感じます。透明感があり、火山灰土壌由来のミネラル感がワインの骨格を作ります。洗練されたミネラルとシャープな酸に旨味の余韻が突き抜ける、爽快感のある味わいに仕上げました。

8℃～10℃に冷やしてお飲みください。冷蔵庫に入れていた場合は、室温に出し、少し置いてから飲むことをお勧めします。
ハツラツとした酸味と旨味のある「信濃リースリング2023」は、鶏肉や魚の塩焼き、焼き牡蠣などのシンプルな料理と合わせると、料理の仕上げにレモンをかけているような印象になり、味わいにメリハリが生まれます。
焼き鳥や鰻の白焼きなど、食べる前にさっとあぶって、香ばしさを加えるのもおすすめです。
また、多彩な食材が詰まっているシューマイなどと合わせても、旨味を含んだ肉汁とワインの酸味が共鳴して、塩焼きとはまた違ったマリアージュを楽しめます。
【山梨名物とのマリアージュ】冷製おざら、鮎・ヤマメ塩焼き、富士の介ムニエル、身延の湯葉など