収穫日は2023年10月18日。
甲州の実が紅紫色に色づいたところで一房ずつ丁寧に手摘みしました。収穫したぶどうは一度定温倉庫に入れ、ぶどうの温度を十分に下げてから醸造を行っています。甲州のフリーラン（一番搾り果汁）を使用し、ステンレスタンクにて低温発酵。その後、シュール・リー（澱の上で静置）製法で半年間熟成。酵母の自己分解によって、ミネラル感や旨味をワインに与えています。

黄金色がかった照りのあるイエローの輝き。檸檬やかぼすといった柑橘の香りに、洋ナシやすりリンゴ、蜂蜜のような柔らかで甘い香り、ミントハーブのような爽やかな香りなど、複雑で豊かなアロマを持ちます。口に含むと爽やかな酸味と柑橘の果実感を感じます。硬水のようなミネラルのニュアンスも感じられ、果実の風味とともに舌の上で存在感を示します。シュール・リー製法によって、ミネラル感のある程よい厚み、さらにレモンピールのような爽やかな余韻が残る白ワインに仕上げました。

冷蔵庫で冷やしてお飲みください。
甲州と天ぷらは鉄板の相性です。そのほか鰹のたたきや合鴨スモークには、YOAKENO甲州のテクスチャーやボリューム感が合い好相性。このワインの持つハーブ香が薬味のような役割をして、ドライなマリアージュを演出します。厚みのある味わいはコンビーフの旨味やスパイシーさも受け止めます。
【おすすめマリアージュ】天ぷら、鰹の藁焼き（鰹のたたき）、合鴨スモーク、コンビーフ